お知らせ 1

いつも、読んでいただいて

ありがとうございます。


色々あって、

少し休みます。


すいません。



きら葉
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# by SBM0007 | 2017-03-13 21:13 | Comments(0)

きっと正しい

どれだけ笑ったか。
どれだけ泣いたか。
どれだけ怒って、
また笑ったか。

振り返れば、
笑った数が一番多くて、
泣いた時間が一番長くて、
怒った距離が一番遠かった。

それらがどう重なれば、
今日や明日になるのかな。

未来への受験。
方程式は難解だけど、
笑った数を足すことだけは、
きっと正しい。
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# by SBM0007 | 2017-03-12 21:35 | 想い | Comments(0)

老いるなら

なるべく老いず
できるだけ若く、
心に希望を満たし、
美しい姿でいる。

通りは賑わい、
人で溢れている。
皆の暮らしは豊で、
子は健やか。

手を上げて、
やぁ元気かい?
手を振って、
ごきげんよう。

いつでもどこでも
だれといても、
朗らかでいる。
笑っている。

町を想像する。
可愛そうなことや、
うちひしがれる
ことがない町。

あるだろうか。
行けるだろうか。
想像できることは、
実現すると
聞いたことがあった。

ひとつ、ひとつ、
ひとつ、ひとつ、
それならできる
かもしれない。

想像することは
生きることを生む。
咲けば散り、
飛べば落ち、
願いの種を生む。。
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# by SBM0007 | 2017-03-12 15:35 | 想い | Comments(0)

おかしな夕日

見聞きしたものがすべてだと、
人は信じている。
そうじゃないと言うけれど、
結局はそうでしかない。
そうにしかならない。

仕事のことや、暮らしのことや、
夢のことや、心配ごとや、
それに体のことや、庭のこと。
話したいことはたくさんあった。

真四角に抜き取られた窓から、
空が見えている間に、
たくさん話せばよかった。

空が見えなくなったら、
空の形だってどうでもいい
話になるのだから。

綺麗なものをたくさん見て、
もうこれ以上見聞きしなくても
いいようになりたい。

心の中に戻ってゆくことが
明日を生きてゆくことなら、
一生分の感情を集めておきたい。

見聞きしたものがすべてだと、
人は信じている。
そうして生きるしかないから、
知らないことが幸せの条件になる。
おかしな話だな……

日が長くなった。
夕日が時間を引き伸ばしている。
この命を引き伸ばしている。
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# by SBM0007 | 2017-03-11 23:38 | 想い | Comments(0)

持っていたい

永遠に続くような気がしても、
暮らしは永遠じゃないことで
できている。

きっと大抵のことは、
何年かで変わってしまっていて、
そういうものだと思いながらも、
またどこかで寂しがっている。

変わる、変わらない、
色々あるだろうけれど、
いつまでも変わらないでねと、
そう願うことは
いつも持っていたい。

たくさんはいらない。
一つか二つ、
大切に持っていたい。
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# by SBM0007 | 2017-03-11 08:28 | 想い | Comments(0)

小さな言葉

少しの熱でいい。
僅かな温もりでいい。
あなたの流す涙を
一粒分けて欲しい。

あなたの瞳には
きっと誰かが映り、
あなたの心には
きっと居場所があり、
こんな憧れは
こんな言葉じゃ、
綴れないけれど。

あなたの流す涙を
一粒分けて欲しい。
一粒分けて欲しい。

疲れた。乾いた。
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# by SBM0007 | 2017-03-10 21:42 | 想い | Comments(2)

託すもの

生きていればきっと風を集めて、
南の国からせめて花便り……
昔、そんな歌を歌っていた。

電子メールやラインの時代でも、
人は心の姿を便りに託すものか。
風に、花に、思い出に。

なんの足しにもならなくても、
風を集めて花便りする男が、
一人ぐらいいてもいいじゃないか。
損だ得だという話なら、大抵はある。

だから、ぼくはぼくを信じよう。
やっぱりそれがいいと思う。
それでいいと思う。

……雪の宿は美味しい。
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# by SBM0007 | 2017-03-09 23:38 | 想い | Comments(2)

雪の宿から

雪の宿が美味しい。
饅頭のように柔らかくなく、
せんべいのように固過ぎず、
私にはちょうどいい。

午後遅く食べたとき、
御飯が食べられなくなると、
子供の頃を思い出す。
私にもあった、そんなこと。

心の中を満たせば、
良いことで満たせば、
必ず良いことに
満たされるという。

私にとって良いことは、
誰にとっても良いことで、
雪の宿が美味しいことは、
誰にとっても良いことで
あればいいけれど。

なかなかそうもいかない。
なるべくなら誰かの心の中も、
良いことで満ちてほしい。

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# by SBM0007 | 2017-03-08 23:16 | 想い | Comments(4)

満たしたい

歩き始めた三月は、
真冬に戻りました。
でも笑ってほしいと、
話しかけてくれました。

早く暖かくなってと、
何度言ったでしょうか。
冷たくなるから、
願ってくれたのですか。
 
何度目のことであっても、
願いには応えたいのです。
できることなら、
心を満たしたいのです。

生きてきたことを、
ずっと見てきました。
頑張ってきたことを、
ずっと見てきました。
苦しいとき無理に笑い、
おどけていたことも、
もちろん知っています。

どきどき自分のことを
責めていました。
責められるべき者は
他にいても、
自分のことを責めて
いました。
何もしていないのに、
どうしてですか。
たぶんわからないん
でしょうね……
三月がまた言います。

自然科学、道端の雑草、
哲学思想、クオリア、
芸術、文学、音楽、
子供の奇声、輝く宝石、
見知らぬ香木、ミーム、
性の理由、太陽の内側、
愛憎の結末、仏の内側、
戻らぬ時間、青春……

これ以上満たしては、
危険だと叫ばれるほどに、
このまま、このまま、
心を満たしたいのです。

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# by SBM0007 | 2017-03-07 23:07 | 想い | Comments(0)

三月が現代に

笑ってほしい、
話してほしい、
そう願っている声は、
遠い遠い昔から
あったんだろう。

なぜだろう。
なぜ聞こえるんだろう。
不思議な声と言えば
そうだけど、
聞こえるのが
当たり前だと
言われたら、
頷けたりもする。

もういいや……
もう好きにすれば。
話し合ったところで、
なんになる、なんになる。
気にいらなければ、
すぐに離れた、
すぐに棄てた。

ずっと、ずっとそう。
力を合わせるような
ことはなく遠ざけた。
生まれつき投げやり。

そして思うのは、
いつも笑って
いられたらいい。
何があっても笑って
いられたらいい。

目を瞑って
いられたらいい。
何があっても
目を瞑って
いられたらいい。

目指した方がいいことを、
目指さないままに
取り繕うような望みを、
ため続けた。

笑ってほしい、
話してほしい、
そう願っている声は、
こらからも永遠に
聞こえるんだろう。

寒いような、
暖かいような、
風邪をひくような、
花粉を吸うような、
新しい生活に
なりきれない間の、
三月が願って、
現代に願って、
こんな私に、
まだ願っている。
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# by SBM0007 | 2017-03-06 20:21 | 想い | Comments(2)

弥生さん

待ち望んだ三月となった。
旧暦の名を弥生と言う。
弥生とは草木が芽吹くことで、
季節をそのままに表す言葉が
なるほど心地よく耳に残る。

弥生は女性の名前にもある。
その響きから広がる弥生さんは、
柔らかな表情で、
のんびりとした性格に見えるけど、
実は芯は強く
大きな夢を抱いているような 
そんな人物像を描かせる。

ましてや若葉や桜が似合う女性なら、
描くうちに会いに行きたくなるかも。
節操がないような、情けないような、
そんな気もするがこれが人情だろう。

三月最初の日曜日、
光がキラキラ溢れた町で、
空想の弥生さんと出逢った。

彼女は笑顔で話す。
彼女は夢や希望を話す。
あなたも一緒にどうかしらと。
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# by SBM0007 | 2017-03-05 14:38 | 想い | Comments(0)

この空と桜が三月が

この空と桜が重なる頃には、
新しい生活が始まる。
新しい生活は物語の続き、
これからも続く白いページ。

途切れない物語の第二章で、
三月が顔を見せてる。
誰に知られることはなくても、
空を広げ花を開くよ。

したいことをしなさい。
ほんとに見つけなさい。
わからないと諦めないで、
笑ってほしい、話してほしい。

この空と桜が重なる頃でも、
新しい生活じゃなくて。
いつもの生活でも物語は続き、
日は登り日は沈む一日。

ありふれた物語の第三章を、
三月が歩き始める。
山に残る雪も少なくて、 
空と花はもう凍えない。

嫌なことから逃げない。
できるかぎり逃げない。
自信ないと口にしないで、
試してほしい、楽しんでほしい。

したいことをしなさい。
ほんとに見つけなさい。
わからないと諦めないで、
笑ってほしい、話してほしい。
笑ってほしい、尋ねてほしい。

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# by SBM0007 | 2017-03-04 23:24 | 想い | Comments(0)

すでに抱こう

上手くいくという
イメージがあるから
上手くいくのであって、
上手くいくという
イメージがなければ、
あまり、上手くはいかない。

できるかな……
そう思うことは、
できないかもしれない……
そう思うことと同じらしい。
そう思うことと同じなら、
出来ない未来に出会易い。

上手くいくと
イメージできれば、
必ず上手くいくという
人間だけになったら、
コンビニは無くなり、
保険も無くなり、
意地悪な人々の虐めも
きっと無くなる。

命の繋がりは
イメージの中にあって、
ぼくはその繋がりを
すでに守ろうとしている。

強くて、元気で、柔らかで、
ぼくはその繋がりを
すでに培おうとしている。
すでに育もうとしている。
すでに抱こうとしている。

抱こうとしている。
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# by SBM0007 | 2017-03-03 21:51 | 想い | Comments(2)

桜は人へ

道すがら木を見上げた。
桜には芽が無いように見える。

寒いから、冷たいから、
それとも遠くへ行きたいから。
首を竦めて、目を凝らした。

花はまだ咲きそうになく、
雪の音が聞こえる。

自然はどこへ。
歩き出せば水溜まりに薄氷、
もう三月なのにと……呟く。

自然は人へ。
町が震えても、
思いでは生まれ続けて、
桜は人の心へか。
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# by SBM0007 | 2017-03-03 21:37 | 想い | Comments(2)

あの壁

記憶を遡るとしたら、
どのあたりまで遡れるのかを
試してみる。
それは、眠るときがちょうどいい。

毛布にくるまり、呼吸を整え、
静かに目を閉じる。
そして、頭に浮かぶ映像を見つめる。

初めは殺伐とした日常の絵が
重なりながら見える。
どちらかと言うと、
あまり楽しくない場面が多い。

きっと神経が弱いのだと思う。
意識して楽しかったことを考え、
じわじわと記憶を遡ることにする。

とりあえずは小学校の頃、
休み時間のドッジボール。
幼稚園の頃、生まれたばかりの妹。

さらに遡れば、田舎の祖母の家で、
囲炉裏に足を突っ込んだこと、
虫に刺されてキンカンを塗られたこと、
木馬にまたがり揺られたこと、
神社で鳩を追い回したこと、
あれは三歳の頃だったか。

でも、記憶はいつも靄に包まれ、
その中の真っ黒な壁に
跳ね返されてしまう。

どうしても越えられない……壁。
あの壁の向こうには、
いったい何が見えるのだろう。

生まれた瞬間、母の子宮、
それとも前世か。
死ぬまでに一度見てみたいが……

取り留めの無い疑問を
いじくっているうちに、
今夜も眠くなってきた。
おやすみな……
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# by SBM0007 | 2017-03-02 23:45 | 想い | Comments(2)

三月に咲かせて

雨が来るという昼間は、
また、寒い夜になった。

二月が過ぎていった。
今日から、春に、三月になる。

時間を作れなかったこのひと月、
何かと忙しい自分のために、
どこかで、誰かの言葉が、
花を咲かせているのに気づいた。
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# by SBM0007 | 2017-03-01 20:35 | 想い | Comments(4)

その芽

冬の風が薄らいできたからか、
チューリップの芽が、
土から伸びていた。
心みたいに見えない神様が、
その芽を見ているような気がした。

あなたに伝えようと、
また、心を切り取りたくなる。
芽がでたよ。神様も見てるよ。

チューリップの芽が出たくらいで、
そんなに喜ばなくても。
つまらないことになった記憶が、
希望を壊しにかかる。

すると、神様が言った。
それでも、芽を見てるよ。
一緒に見てるよ。
つまらないことはないよ。
自分の希望は、自分で作るんだよ。

……そうか。
チューリップの芽、かわいい芽だよ。
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# by SBM0007 | 2017-03-01 20:34 | 想い | Comments(2)

季節の足取り

子供の頃暮らしていた家には、
大きなシェパードがいた。
私自身、まだ幼い頃で、
その犬の記憶らしいものはないが、
確かに、乗馬ならぬ乗犬をしている
写真が一枚、古いアルバムにあった。

写真には、子供の頃住んでいた家の庭で、
私が笑顔でシェパードに股がり、
何かに話しかけている所が
写っていた。

いったい何に話し掛けているのか。
その相手が写真の枠の外にいて、
見ることはできないのだが、
シェパードに股がった私は、
その見えない相手に向かって、
得意気な顔で、何か喋っているのだ。

休日、朝から写真を見ていて、
何度も考えている。
はっきりと視線を向けている
写真なのだから、
必ず誰かが、枠の外にいるはずだと。
 
だが、いくら考えてみても、
記憶は断片的で、訳もなく無頓着な
映像しか浮かんでこないままだった。
例えば、シェパードの背中が
見えたかと思うと、
裏庭でこっそり食べたアポロチョコが、
足下に転がったりする。

考える度にシェパードの背中が見えて、
そこから別の映像になり、
肝心の部分には行き着かないのだ。

私は、ふと我に返り、
考えることを止めた。
とりあえず、珈琲を入れて、
一息つくことにする。

空腹でもあったので、
台所の戸棚を覗くと、
おやつ用の菓子が残っていた。
笑みを浮かべた男の子の顔が、
箱の真ん中にあるビスコだ。

私は、その箱と珈琲カップを持ち、
リビングの籐椅子に腰を掛けた。
籐の冷たくしなやかな感触が、
背中に心地いい。
シェパードの写真のことが、
少し遠ざかった。

テラス越しに見た庭には、
手入れしていない土に、
黄緑の雑草た黄色い小花が咲いていた。
光がちょうどいい木漏れ日で、
向かいの竹林から射している。 

誰もいないリビングから、
光の揺れる庭を見ていると、
季節の足取りが見えてくる気がした。

私はビスコを一つ口にいれた。 
甘く、懐かしい味。  
後から珈琲を飲むと、
苦さが、ちょうどいい。
もう一口カップに口をつけた。

私は珈琲を飲み干して、
写真の整理を始めることにした。

そうか、シェパードに股がって、
私が話しかけていた相手は、
妹かもしれない。

歳の頃からすれば、
ベビーカーに乗っていた妹。
写真に、ビスコを持つ妹が
写っているものがあった。

私は朧気に浮かび上がった
妹の記憶を、
シェパードの背中から見つめていた。

また、アポロチョコが転がった。
妹が欲しがるから、
こっそり裏庭で食べていた
アポロチョコだった。
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# by SBM0007 | 2017-02-28 23:10 | グリーンラビット | Comments(0)

放浪者より

あなたがもし
片付けられない人なら、
今日から片付けて。
今日から努力して。
ぼくは、今、切に思う。

ぼくは片付けられない
暮らしに紛れ込んで、
人生の半分を溝に捨てた。
苦しくて悲しくて逃げた。
家を捨てた。家族を捨てた。

捨てたのはぼくだから、
自業自得だから、
帰る場所を失ったことを、
ただ、申し訳ないと思う。

子供の頃暮らしていた家は、
いつも、綺麗に片付いていた。
雑巾掛けもしてあって、
埃のない廊下で寝転べた。
夏は快適だった。

横開きの玄関のガラスを、
よく拭いた。
お手伝いだった。
何度も何度も拭いた雑巾を
絞り直していると、
バケツの水は真っ黒になった。

あの家にいた頃、
ぼくは雑巾がけができて、
幸せだった。
バケツの水は真っ黒になるけれど、
埃と一緒に幸せを集めていた。

ずっと、放浪している。 
ゆく宛もなく、帰る場所もない。
片付けられる暮らしに、
もう一度出逢えるなんて、
そんなこととないだろう。

あなたがもし
片付けられない人なら、
今日から片付けて。
今日から努力して。
ぼくは、今、切に思う。

たとえ、あなたが一人暮らしを
続けたくても、
あなたがあなたの人生に、
穏やかな死を与えたいなら、
今日から片付けて。
今日から努力して。

そして、あなたが家族を持つのなら、
あなたには必要に思えなくても、
あなたはあなたの人生をかけて、
片付けることに力を注いで。
それがあなたの家族のためにある、
大切な、大切な、幸せの基だから。
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# by SBM0007 | 2017-02-27 23:23 | 想い | Comments(0)

一人でも

駅までの坂道を歩いていると、
夫婦だと思う二人連れが、
日が長くなったねと話していた。
のんびりと歩いているものだから、
端により追い越したとき、
夫人が夫に話していた。
何気ない語りかけに、
夫はどう答えるんだろうか。
その声を聞く前に、
二人は後ろに遠ざかることになった。

夕方、五時を回った頃。
空にはまだ光が満ちていて、
ひよどりが飛び回っていた。
間に合うだろうか。
三宮まで行かなければ
ならなかった。
午後六時の約束だった。
自分の時間は季節を忘れている。

十年ぐらい前からだろうか。
暮らしのリズムが変わってしまった。
愉快な方にではなくて……
心の守りかたを知らずに、
人並みの大人の暮らしを
してしまったからだろうか。

人は皆、自分の世界で生きている。
良いことも、悪いことも、
好きなことも、嫌いなことも、
皆、人それぞれだ。
そして、多くの人々は、
その折り合いを上手につけながら、
自分以外の人とも話ができる。
自分以外の人とも争わずに、
暮らしている。

夫婦はその典型なんだろう。
日が長くなったねと、
同じ歩幅で散歩をしながら、
話しかけられることほど、
尊いことはないのだ。
少なくもそれに憧れていた。
憧れは憧れに過ぎなくなった。

坂道の二人があそこに至るまでには、
他人には想像もできない物語が
あったことだろう。
もしかしたら、
未だその途中かもしれない。

二人のことを考えながら、
歩いて歩いて、
電車に乗って電車を降りて、
三宮、トアロードを過ぎて、
旧居留地をまた歩いた。
ブランド品がウインドウにあって、
フェラーリやポルシェが、
自転車ぐらいの気楽さで
すれ違う通りも、
さすがに暗くなっていた。

きらびやかな現実を横目にしながら、
どこまで歩いても、どこを歩いても、
あの夫人のように、
季節を投げ掛けられたらと思う。
季節はそのためにあると言えば、
それもまた跳ね返ってくるのか。

トアロードから南へ降りて、
ようやく仕事先に着いた。
朝までに片付けることがあった。
守衛室の横を抜けて部屋に上がった。
明かりを点けたとき、
日が長くなったねという、
夫人の言葉を思い出した。
朝も早くなってるんだと、
夫は言っただろうか。
何も言わなかっただろうか。
男だから何も言わないか。

デスクに向かった。
一人でも負けずに大人を生きる。
早くなっている朝までに片付ける。
答えのない日常から、
逃げずに、逃げずに……
家族の笑う声は小さかった。
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# by SBM0007 | 2017-02-26 23:08 | グリーンラビット | Comments(2)

お願いします 7

遠い町の人に、スタンドバイミーって、
どんなお店ですかと尋ねてもらえた。
ずっと語っていたことだから、
嬉しかった。
人に出逢えた気がした。
だけど、すぐに説明できなかった。
何故だろうと考える。
ほんとは、その質問が、
自分自身の質問でもあったのだ。
よくわからないまま時は流れていた。

のんびりできるカフェで、
お酒も飲めるんですよ。
昔の懐かしい曲が、聞けたり、
昔の懐かしい映画が観られたり、
ときどき、誰かが演奏してたり、
そんなお店です……と、
それぐらいのことなら話せるけれど、
それぐらいのことしか話せない。

ただのカフェじゃなくて、
心を挟んだハンバーガーを
売りたがっているなんて言えば、
きっと、よけいにわからなく
なるんだろう。

心の世界を扱うことは無謀だと、
以前、話したことがあったが、
今でもそう思う。
特に、障害(まだ、適切な言葉が
見つからないのでこう言うけれど)
のある心のことは、
恐らく、この先何年かかっても、
謎に包まれているんだろう。

心の障害、障害とは言えない
競争社会不適応症だから、
それを個性と呼ぶこともあって、
群集に埋まれてゆくものだ。
個性は歪んでいっても、
自分で労るしかないものだから、
多くは苦労する人になる。
犯罪者となって社会から隔たる
場合もある。

こんなことをのらりくらりと
書き込んでいる自分も、
実はそんな一人なんだろう。
毎日がざわざわとした、
騒音にしか感じられず、
誰の話を聞いても、
何の音楽を聴いても、
わかりにくくて、つまらなくて、
磨りガラスみたいに向こうが見えない。

ほんとは、もう紙袋の底は破けていて、
自分の心は地べたに落ちている。
それを拾う手の気力も無くて、
ただ、平たくつぶれた心の断面を
書きなぐっているだけだ。
しょうがない言葉が飛び散る。

スタンドバイミーは、
これから、変わってゆくような
気がする。
自分の感じてきたものとは、
どこかしら異なる世界が生まれていて、
それはそれで必要なんだと思う。
心を扱う上で必要な物事とは、
未開のジャングルに棲む新種の
生き物のようだ。
まだ、発見されてはいないが、
探せば必ず見つけられるくらいの、
数があるはずだから。

このブログが始まったきっかけは、
スタンドバイミーのホームページが
更新されていないことだった。
どうにか更新しようとしたけれど、
難しくて上手くいかなくて、
とりあえずブログに出来事を
書いてゆこうとしたのが
始まりだった。

思えば、それは無茶なこと
だったのだろう。
気がつけば単なる文字の羅列になった。
スタンドバイミーの話を、
ここで語るべきなのかどうかも
よくわからなくなっている。

ただ、宇宙に匹敵するぐらいに
広大な心を扱う分野は、
難儀で、繊細で、でも大胆で、
まだまだ、抜け落ちている社会性も
あると感じる。
パラリンピックは目で見えても、
心、や神経繊維は、見えないままだ。

困っている人は大勢いるのに、
その人々は、困った人になってゆく。

頭が痛い。
なにを書いているのか、
わからなくなってきた。
申し訳ない。

あなたにとって、もし困る人がいたら、
困っている人かもしれないと、
そう思ってみてもらえないだろうか。
憐れむわけじゃなく、
悲しむわけじゃなく、
視線を変えて見てもらえないだろうか。
少しだけ、短い間だけでもいいから。

そこから何が変わるわけでは
ないのかもしれないけれど、
見えない世界の方にも、
もっともっと、関心がもたれて
困っている人だとわかる瞬間が
増えて欲しいと、そう思う。
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# by SBM0007 | 2017-02-26 11:08 | スタンド・バイ・ミー | Comments(4)

昨日の笑顔

切り替える、
切り替える。

頭の中を切り替える、
体の中を切り替える。

考える、
考える。

昨日の親切を考える。
昨日のありがとうを考える。

見つめる、
見つめる。

昨日の幸運を見つめる。
昨日の笑顔を見つめる。

何でもかんでも、
何でもかんでも。

昨日の想いを誉めたげる。
あなたの想いを誉めたげる。
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# by SBM0007 | 2017-02-25 17:49 | 想い | Comments(0)

ぽかんで

ぽかんとしている。
何にも考えられなくて、
ぽかんとしている。

雲みたいなぽかん、
泡みたいなぽかん、
あなた無しのぽかん。

何だろう。
ぽかんって。

地球もぽかんなのかな。
あの月も、あの星も、
あの太陽も。
宇宙ごとぽかんなのかな。

ぽかんとしている。
ぽかんとしている。
何にも考えられなくて、
ぽかんとしている。

ん、考えても、
ん、考えなくても、
ぽかんとしている。

そうか、それでいいんだろ。
ぽかんで、いいんだろ。
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# by SBM0007 | 2017-02-25 03:22 | 想い | Comments(0)

舞浜夜想曲

ディズニーへの旅人は
舞浜の風に身を切った。
思わぬ春先の冷たさに、
異人の顔もひしゃげてる。

楽しんだひとときを、
思い出のひとときに、
今夜、明日に吹く風は、
日本の夢を見せるから。
世界を癒してみるから。

ディズニーへのお勤めは、
舞浜の端の倉庫まで。
旅人の夢をすり抜けて、
本社の問いに答えます。

駆け抜けた塀の上、
駆け抜ける塀の上。
今夜、ちまたに吹く風は、
世界の裏も癒せるか。

ディズニーへの憧れは、
舞浜の夜を明かしてく。
誰かと誰かの朝に向け、
旅に仕事に生きている。

あの頃の人の夢は、
いつの頃か人の側で、
大きな大きな木となって、
世界はひとつの木陰かな。

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# by SBM0007 | 2017-02-24 23:17 | 想い | Comments(0)

あとがき

やっぱり、ぼくは君のように
自由奔放には生きられないよ。

一つ呼吸して一つ鼓動して、
少しずつ生きてゆく方でないと、
毎日が楽しくないんだ。

誰もが急いできたせいで、
気がついたらみんなバラバラでさ。

せっかく生きているのに、
もったいないって思わないの?
命が可愛そうじゃないか。

ぼくはこれまで、
どこまでも、どこまでも、どこまでも、
君の期待に応えようと、
時には自分の気持ちに
おどけた表情をつけてきたんだ。
そういうのを道化るって言うのかな。

ただ、朝焼けが瞼の向こうに
広がり出した今となっては、
ぼくはぼくの中の不甲斐なさや、
君との楽しかった思いでを抱えきれず、
情けない、涙が止まらなくなっているよ。

あの戦争のときの、
非国民を暴こうとする思想に、
どれたけの感じ方が曲げられたか。
ぼくには想像もできやしないけど、
涙だけは、一人前に流れて
止められないよ。

ぼくの意志の弱さ、拘りの無さ、
自己満足、貧弱な発想、
後からしか浮かばない心の筋書きと、
未来に踏み出すには華奢過ぎる歩幅。

だからこれからは、
ぼくはぼくの生き方で、
一つ呼吸して、一つ鼓動して、
生きてゆくようにするよ。

それが君にとっても、
きっと楽しくなれる生き方だと
ぼくにはわかってるんだ。
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# by SBM0007 | 2017-02-23 23:15 | 想い | Comments(0)

そこを空けて

たくさんの人が周りにいても、
一緒にいる人は
毎日ほとんど変わらない。

出逢いがあったから
一緒にいるのだと言えば
その通りだが、
別れがあったにも関わらず、
後回しになっているから、
一緒にいることだってある。

凝り固まった人間関係に、
ほんとうは出逢えた誰かが
入って来られないこともある。

学校に行って虐められ、
家に帰って親に殴られ、
居場所が無くなった少年も
出逢えるはずだった人はいる。

公立の学校にはもう、
人を育てる能力はないと
言うのだから、
ほんとうは、そこの人と
別れるべきだったんじゃないか。

たくさんの人が周りにいるなら、
出逢った方がいい人も
必ずいてくれる。

一緒にいる人の中に、
別れが来ている人はいないか、
時々はそう考えた方がいい。

大切な場所はそんなに広くない。
難しく考えないで、
そこを空けたらいい。
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# by SBM0007 | 2017-02-22 23:32 | 想い | Comments(0)

森で

本を読みたくなるのは、
森に行きたくなるような
ものだろう。

森で色々な出来事に
遭遇しながら、
森が何故あるのかとか、
どこに繋がるのかとか、
自然に生まれてくる感覚を
味わうのだ。

時には原住民や動物に出逢い、
身の危険を感じ、
ふらふらになりながら、
出口を探すことになるのに、
無性に入り込みたくなるのが、
森と言うものだろう。

森のなかには一度入り込むと、
もう二度と出られない森もある。
死ぬために、その森に行く人もいる。

そう言えば、本にも
出られない本がある気がする。

読んでいくうちに、
その本の中の言葉になってしまって、
だんだんと姿が消えてゆくように。

本を読みたくなるのは、
消えたがっているから
かもしれない。

人はそれを現実逃避と言うけれど、
彼は本の中で生きているよと
そう言ってくれる人もいて欲しい。

どこかに森はないだろうか。
どこかに言ってくれる人は
いないだろうか。
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# by SBM0007 | 2017-02-21 23:21 | 想い | Comments(0)

曇り空の下にいると

曇り空の下にいると、
埋まりそうになる。
頭の中に溜まった、
好ましくない
言葉の数々に。

どうすれば幸せに
なれたのかと、
昨日を悔いて、
良いわけもなく。

どうすれば幸せに
なれるのかと、
明日に向く言葉で、
頭の中を満たして
しまうように。

曇り空の下にいると、
溺れそうになる。
心の壁に染み込んだ
身勝手な
涙の数々に。

どうすれば平穏に
過ごせたのかと、
自分を悔いて、
どうにもならず。

どうすれば平穏に
過ごせるのかと、
誰かが安らぐように、
心の壁を崩して
しまうように。
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# by SBM0007 | 2017-02-20 23:58 | 想い | Comments(0)

心のこと

長い長い時間をかけて、
洞窟に石灰の柱ができるように、
長い長い時間をかければ、
人の心にも柱ができるだろうか。
自然を描く番組を見ていて
考えた。

人の一生は、あまりに短い。
何にも残らないうちに、
あっけなく幕を降ろす。
そのせいもあって、
心は変わらないんじゃないか。
遠い昔から何も変わらずに、
同じ轍をくるくる回るみたいに。

もしかしたら、
人の心が変わらないように、
人の一生はあまりに短く
できているのかもしれない。
それぐらい、
人の心は貴重なものか。
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# by SBM0007 | 2017-02-19 20:30 | 想い | Comments(0)

これから

弱い弱い自分が、
何を求めるのだろう。
苦しんでも怯えても、
救われないのに、
苦しんだり怯えたり、
それの繰返しなのに。

歩けるうちに歩く。
登れるうちに登る。
許せるうちに許し、
願えるうちに願う。

進もう、行こう。
速すぎる時を
ちょうどいい時に
するために。

立ち止まるのは、
靴を履き替えて、
地図を見て、
再び歩くためで、
待つためでも、
朽ちるためでも
なかったと言おう。

たとえ途中で
行き倒れても、
土になるまでの
数年の寒さだ。

歩けるうちに歩く。
登れるうちに登る。
許せるうちに許し、
願えるうちに願う。

走れるうちに走る。
笑えるうちに笑う。
愛せるうちに愛し、
祈れるうちに祈る。 

もう会えないことは
わかっていても、
もう会わないことには
できなかった。

話せるうちに話す。
描けるうちに描く。
奏でられるうちに奏で、
伝れられるうちに伝える。
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# by SBM0007 | 2017-02-19 16:48 | グリーンラビット | Comments(0)

葉のひとしずく